Mickron Planning

Mick Kamiharaによるこんなこと出来たら面白いなあ

iPhone4がFlickr上で最も使われているカメラになる日

iPhone 4、間もなくFlickr登録写真の撮影で最も使われているカメラとしての地位を獲得見込み。コンデジの現状および将来は暗闇の中
という記事がありました

コンデジ、すなわちコンパクトデジカメ
年間市場規模1000万台とも言われるデジカメさえ脅かすiPhone、すげーなーと

シンプルなカメラなのに、高機能、(数字上)高性能でも低価格へ突っ走った結果、どれを買ってもあまり良いものではなく、それこそ分かる人にとってはちょっとレンズがいいものを選んだほうがいいみたいな世界になってしまいました。裏路地を走るのに4リッターの車というか、そういうものが低価格で手に入ってしまう世の中で、使い手にとって差が分からないものばかりです。

本当にユーザーが求めているものは1000万画素でしょうか?
写真を楽しみたい、というシンプルな要求とは別に、数字で見える性能ばかりが先に行ってしまっています。
現場やマーケティング担当が簡単に比較できる数字ばかりの性能差を追求してませんか?
それではもうユーザーはついてきませんよね?だから他社を出し抜く低価格?それは自身のなさの表れではないでしょうか
商品企画が思考停止してないかなー、と感じます

そんなことをしているから、スマートフォンのオマケについてきたカメラ、それは写真をその場で共有できるというコンデジにないイノベーションが入ったものが出てきたことによって今までエンジョイしていた1000万台の市場を脅かされているという現実になってしまっています。アプリによる写真の加工というイノベーションもありますね

簡単にコンデジ市場が消えるとは思えませんが、スマートフォン以外の脅威も増えるでしょうし、何かもっと別の視点で見た商品がないと衰退してしまいそうですね