Mickron Planning

Mick Kamiharaによるこんなこと出来たら面白いなあ

Evernote 4で思うこと

Evernote、とても大切なツールで無料でも使えるのに有料のプランを使っています
先週Windows版がたくさんの改善点とともに登場したのですが、いくつかの大きな欠点を伴って出てきました。
とくに日本語ユーザーにとっては致命的です

バブルじゃないの?

この状態を見ていると、10年くらい前のアメリカのITバブルを思い出させてくれます。
たくさんのソフトウェアが華々しく登場するも、程度の低い2バイト言語サポートでがっかりでした
なんとなく実装されているけどテストが十分でないものが多く、その独特のテキストの扱いからいろんな問題がありました(行の終わりの文字が化けるとか)

ちょうど初期のMac OS Xやその他のOSもありましたね(BeOSとかで仕事してたり、なつかしー!)
今回のEvernote 4、確かに英語だけで使っている分には高速ですし、UIの改善点もあると思います
しかし日本語環境に持ってきた瞬間、使うに値しない問題がいくつか報告されています

致命的な問題

自分にとってはあり得ないと思うのが、テキストエディターの日本語入力候補がインラインで表示されない点です。
普段からEvernoteは起動しっぱなしで、何かあったら思考を素早くテキストで書き込むことが多いので、細かいことですが視線の移動が極端に増えてしまいます。(候補がカーソル位置ではなく、画面の一番左上に表示されるので)
こんなところにストレスを加えられるようでは、まるで使い物になりません。
ユーザーが多いとされるWindows環境でこの問題を出すということはEvernoteがいかに日本語のベータテストをいい加減にしているか、ということの表れです。というかしていないんでしょうとしか言い様がないですね、これは。
どんだけ投資をたくさんもらっても、こんな初歩的な問題を繰り返しているようでは、あの頃失敗してきたITバブルな会社と同じ匂いを感じざるを得ないです

なんとかして

あれだけ各方面から称賛され、日本では有料ユーザーが多いと宣伝し、CEOだかなんだかが日本に来てはなんだかよく分からない説明をしている割には見下すにも程があるというものです。
ぜひベータテストをしっかり行ってから新しいバージョンを導入してください
企画やエンジニアの好き勝手に機能改善するだけでなくQAも強化してください
自分たちが思っている以上にユーザーには大切なツールなんですよ!