Mickron Planning

Mick Kamiharaによるこんなこと出来たら面白いなあ

ものをつくるということ

この記事を読んで思ったこと

Business Media 誠:ちきりんの“社会派”で行こう!:日本商品がやたらとオーバースペックである理由 (1/2)

興味をそそられるタイトルですね

自分もモノを作っている立場ですから人のことは言えません
商品を買う人、売る人、伝える人、運ぶ人、生産する人、設計する人、企画する人、いろんな人がいてモノが出来ます
そのモノに対してそれぞれの立場で好きなことを言います

あー、他社のあの機能がついていたら売れるのに
あー、あともう少し安かったらもっと売れるのに
あー、あと2ヶ月はやく市場に投入できていたら売れたのに

設計者が誰かからよく聞くせりふですね

ある時うんざりしました
数年前の話ですね

いろんな意味で思考停止しているなと。
機能競争、価格競争、いいですよ、それが通じた時代もありました
そんな数字ばかりに気を取られている風潮が強くないかな
デジカメの画素数なんてのがいい例です。
数字は分かりやすいから買うほうも影響されるけど、最近の1000万画素コンパクトデジカメはヒドイですよね
とても良いものづくりとは思えない・・・

人の物より機能が多いこと、安く買えることだけが本当の目的ではないはず
バランスよい価格で提供でき、そしてイノベーションの種を絶えず育てたい
そうでなければ機能数、価格、先行投入なんて日本以外の国でも出来る商品になってしまいます

新しいことの種を育てなくなったら終わりです。
技術も人も、今ある物で乗り切るピンチな時期はあるかもしれません
でも続けなければ得られない物が多いです。育てなかった空白の期間は戻ってこないです

いつでも勉強し、そしてイノベーションの種を育てる、そんなための工夫なんだなと改めて思った次第です
がんばろ